ペットを上手に飼う方法>猫の避妊手術の適切な時期を選ぶポイント

猫の避妊手術と、去勢手術は、いつごろ行えばよいのでしょうか。
実は、これはいつ行ってもよいというものでもありません。
すでに大人の猫ならば、これ以上子猫を増やさないために、すぐにでも手術を行ってほしいのですが、子猫の場合はちがいます。

一般に、メスは最初のさかりが来る前、生後６ヶ月ごろに行うべきだとされています。
これは、メス猫はさかりが来ることにより、ホルモンの分泌がはじまり、それによって将来乳がんや、生殖器の病気にかかりやすくなるからです。
ホルモンが分泌する前の子猫の段階で、避妊手術をすると、特に乳がんの発症率は劇的に減少します。

オスの場合は、一般に、１歳をすぎてからと言われています。
オス猫は、非常に尿管が細く、とくに子猫のうちはまだ未発達で、尿管が異常に細いままで去勢手術を行うと、排尿障害や尿管疾病を引き起こす可能性が高いのです。
そのため、なるべく大人になるのを待ってから、去勢するのがよいとされています。